昔、日本テレネットというゲームメーカーから「夢幻戦士ヴァリス」というゲームが発売されていました。
女子高生が異世界に行って、戦士となって剣を振るって戦うゲームで、主人公がかわいらしかったこともあり、ギャルゲーの元祖とも呼ばれることがあります。
主人公は優子というのですが、「ミス優子コンテスト」なんて、ミスコンまで開かれたのは、オールドゲームマニアの間では有名な話です。
最終候補に残った12人の内、何人かはどこかのプロダクションに所属していたようです。
よく見ると、のちに東京パフォーマンスドールで活躍した穴井夕子さんの姿がありますね。
結果は以下のとおり。
なお、このふたりは現在も女優として活躍中です。
特にグランプリを獲得した宮本裕子さんは舞台女優として、ピーターパンやシェークスピア演劇に出演するなど、大活躍の模様です。
なお、ミス優子コンテストのことは、本人たちの公式プロフィールでは触れられていないようです。
話をゲームに戻します。
この主人公優子は少し露出過多な衣装で敵と戦う設定でした。
そのため、健全な青少年はあれこれと想像をしていたものですが、あくまで”健全な”想像にすぎませんでした。
しかし、日本テレネット社は自社の顔とでもいうべき優子を初めとするゲームキャラを、経営難を理由にエロゲー化してしまったのです。
苦肉の策とはいえ、メーカーの魂を売るかのような所業です。
別にエロゲーを馬鹿にするわけではありませんが、応援していたアイドルが事務所の経営難が理由でAVに強制出演させられたら、ファンとしては憤慨しませんか?
実際、初期の開発者たちが激怒したという逸話が伝わっています。
ゲーム内容もアクションゲームではなく、アドベンチャーゲームに変わっています。
このような禁断の手法を行ったせいか、日本テレネット社は潰れてしまいました。
なんだか悲しいことですね。
現在、このゲームは入手困難な模様です。
興味のある方はネット上で一部画像が見られるようなので検索してみてください。
2021追記・ヴァリス本来の形で復活
作品発売35周年を記念して、ニンテンドーSwitchにて新作が出ます。
どうやらヴァリスxの存在はなかったことにされているようです。
公式サイト↓
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