ドラえもん、映画特番放送も視聴率爆死……放送時間の変更が原因か?

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はじめに

2020年2月29日の土曜日にテレビ朝日は午後6時56分から、昨年放映のドラえもん映画「のび太の月面探査記」を特番として放送しました。

しかし、売上50億以上を記録した映画の地上波初放送であったにも関わらず、関東での視聴率は5.2%と爆死だったようです。

恒例のドラえもん特番でしたが……

ファンの間では、新作のドラえもん映画放映前に、前年の映画がテレビ放送されるのを知っています。

例年10%の視聴率を記録していたようです。

どうせ特番で見られるから……と、映画の売上が減っているわけでもなく、実際、「のび太の月面探査記」は50億を稼いでいます。

決して、映画がつまらなかったわけではないと思います。

やはり放送時間の変更が影響?

この日は裏番組が強力だったようです。
他局も春の編成時期なので特番をぶつけてきていました。

しかし、ドラえもん映画だけが爆死したようです。
映画だけに録画した人間もいたのかなと想像もできますが、あまりにもひどい数字です。

やはり、放送時間を変更した影響が出ているのではないでしょうか。

ドラえもんのアニメはかつて30%を記録したこともあるそうです。
土曜日夕方に引っ越すまでは大体8%くらいだったようですね。

30%を記録したのは1983年の話です。

当時はビデオもあまり普及していなかったですし、子供の多い時代でした。

今は少子化が進んでいて、子供の数が減っています。

そこにテレビゲームやインターネットの普及など、趣味の多様化が進んだので、ドラえもんとかアニメだけでなく、あらゆるテレビ番組の数字が落ちているのが現状ですから、まあ、10%前後にまで数字が落ちるのはおかしくもありません。

しかし、今、土曜日夕方に放送しているドラえもんは視聴率4%前後だという話です。

ニュースの記事にも指摘されていましたが、30%が8%になるのは少子化の影響かもしれませんが、8%を4%に落としたのは間違いなく放送時間の影響でしょう。

土曜日の夕方なんて、子供は遊びに行っているか、塾など習い事に通っている時間でしょう。

テレビ朝日の思惑はどちら?

ドラえもんの放送時間が移動したことについて、一部ではドラえもんを終わらせたいための陰謀だという説があります。

8%程度は記録しているものの、金曜のゴールデンタイムの数字にしては寂しいと。

しかし、歴史あるコンテンツなので、そのままでは終わらせにくい……そこで、放送時間を移動させて引導を渡そう……という陰謀論ですね。

ドラえもんはアニメでなくても、コロコロコミックを初めとするメディアで十分、子供たちに知られています。

予算に限りがあり、広告料も減少しているテレビ局が、わざわざ製作に手間のかかるアニメを放送する必要があるのか、と考えてもおかしくはありません。

とはいえ、映画化すると50億は稼げるわけですから、わざわざ潰しに行く必要があるのかという見方もあります。

映画を見に行ってもらうには、テレビでもある程度認知されているほうが望ましいはず。

テレビ朝日の思惑はどちらなのでしょうね?

最後に

ある程度の年代の人から見て、ドラえもんはサザエさんと並ぶ普遍的なコンテンツですが、もしかすると、そう思っているのは親世代だけなのかもしれません。

子供たちより、親世代に人気が支えられているのかもしれません。

親世代が自分たちも映画を見たくて、子供を映画館に連れて行っているのかもしれません。

「ドラえもん0巻」というコミックスが発売され、かなり売れましたが、大人世代が買っているのが現状でしょう。

もしそうだとすると、このままだとドラえもんのアニメは終わってしまうのではないかと危惧します。

これからもドラえもんアニメを続けて行ってもらうためには、次世代からの底上げが必要です。

なんだか、プロ野球と似たような状況になっていますね。

サザエさんは今も高視聴率を維持しています。

日曜の晩にはサザエさんを見るという習慣が染み付いているからでしょう。

逆に言えば、サザエさんを録画してまで見ようという人は少ないと思います。

ドラえもんも金曜の晩に鎮座していた頃はそんな番組だったと思っています。

もう一度、テレビ朝日には放送時間を元に戻す決断を期待したいですね。

2020.03.23追記

視聴率低下にさすがに青くなったのか、BSで金曜夜7時から土曜夕方に放送された分を再放送するようです。
まだ感覚がズレているなと思うのは私だけでしょうか?

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