PTAの仕事で悩みか、長女を殺害。母逮捕。PTA活動って必要?

書評・その他

兵庫県猪名川町にて、43歳の母親が7歳の娘を刺して殺害し、逮捕されたという報道がありました。
母親は精神疾患があったとのことですが、PTAの仕事を多く引き受ける中で悩んでいたとも。
なんという痛ましい事件でしょう。
元々、精神疾患があったのか、PTAの仕事を引き受けたために精神疾患になったのかは、報道からはわかりません。
ですが、精神疾患を持っているのなら、役員を断れなかったのでしょうか?
みんなやっているから、順番で仕方なく……となったのでしょうか?

PTAも最近はだいぶ変わって来ていると聞いています。
今は専業主婦がなかなかいません。
平日の昼間にベルマークのポイントを計算して紙に貼るために休める人など少ないのです。
知り合いの子供が通っている小学校では、ポイント制の導入がされていて、6年のうちに3ポイントを消費すればいいとか。
簡単な役割なら1ポイント、会長なら3ポイントらしいです。
早いうちに消費しておかないと、大きな役が当たる可能性が高くなるため、みんな低学年のうちに簡単な役割を取り合うそうです。
ただ、将来議員になりたいと考えるような、名誉にこだわるような人がひとりはいて、そういう人が会長を務めたがることもあるそうです。
逆にそういう意識が高い人が何かと余計なことをしたがって、まわりがついて行けないという例もあるようですが。

この母親の場合はどうだったのでしょう?
田舎のようなので、まわりがうるさい地域だったのでしょうか?
最近はPTAに加入しない家も増えているそうです。
加入している家でも、本当はやめたいというのが本音で、子供が仲間はずれになったら嫌だから……という理由で渋々入っているようです。
自分が苦労して活動して来た人は、安易にやめる人間を快くも思わないでしょう。
子ども会にも役員になるのが嫌で、加入しない家が増えているらしいです。
ただ、子供は加入していないことを知らないので、友達と連れ立って行事にやって来るらしく、役員は扱いに困るみたいですね。
クリスマス会にやってきて、その子にだけケーキが与えられなかったらかわいそうだし、親も未加入のくせに子供が恥をかかされたと怒ることでしょう。
逆にケーキ代を役員が負担したから払えと請求したところで、「そちらが勝手にやったことだろ」とそんな親は開き直ります。
そういうのがまかり通ると、真面目に役員をしているのが馬鹿らしくなって、組織は崩壊します。
自治会なんかも今はそんな感じになっています。
私が住んでいる地域は高齢化が進んで、行事の遂行が難しくなり、今年はついに地域の夏祭りが中止になりました。

PTAのTは教師を意味するわけですから、教師も参加しています。
何かと教師も忙しい昨今、教師側もどう思っているのでしょう?
PTAに下請けをしてもらわないとできない業務があるのでしょうか?

確かにPTAは教師に圧力をかけられる存在ではあるのかもしれませんが、多大なストレスまで抱えてする組織ではないと思います。
ましてや、子供を殺すなんてことがあってはなりません。
この事件は極端な例だとは思いますが、組織のあり方をもう一度考える時期に来ているのではないでしょうか。

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