A-PAT専用口座は口座維持手数料(未利用口座管理手数料)に該当しない?

書評・その他

はじめに

朝の情報番組で三菱UFJ銀行が口座維持手数料を取るというようなニュースを特集していました。

その中で、すでに「りそな銀行では導入済み」と報道されていて、驚いてしまいました。

というのも、今は楽天銀行に口座を作って、即PATで馬券を購入しているのですが、長年、りそな銀行の口座を利用して、A-PATで馬券を購入していたからです。

手数料が楽天銀行の方が安いのと、即PATは土日でもタイムリーにお金を出し入れできるため、A-PATから即PATに切り替えました。

※ちなみにA-PATと即PATの違いはこちらのサイトが詳しかったです。

A-PAT、即パットの違いとメリット、デメリットをポイントごとに解説

報道では、2年以上、取引のない口座は口座維持手数料を取るとかいう話だったので、慌てて調べました。

りそな銀行のHPを参照しました

りそな銀行のHPで調べてみると、このようなことが書いてありました。

<未利用口座になる口座>

最後のお預入れまたは払戻し(該当普通預金のお利息の元本への組入れおよび未利用口座管理手数料の引落しは除きます。)から2年以上、一度もお預入れまたは払戻しが無い普通預金口座(総合口座を含みます。)を未利用口座としてお取扱いします。

※2004年3月31日以前に新規開設された口座でも、当社が別途定める一定期間の利用がないために預金取引を停止させていただいた口座が2004年4月1日以降に取引可能な状態に戻った場合(入出金による残高の更新など当社が別途定める取引の確認ができた場合など)や、お取引店を変更された場合等も未利用口座管理手数料の対象となります。
※旧奈良銀行のお客さまは2006年1月4日以降の新規開設口座が対象となります。
※2004年4月以降2005年9月までの間にお取引店を変更をされた口座等一部例外がございます。

<未利用口座管理手数料について>

未利用口座管理手数料は、お客さまの口座が未利用口座となった場合、事前に文書にてお届けのご住所にご案内をさせていただきます。
ご連絡を差し上げてから一定期間経過後もお取引きがない場合に、年間1,320円(消費税等込み)の手数料をご負担いただきます。
ただし次の場合は未利用口座管理手数料の対象外です。
(手数料のご負担はございません)
1.該当未利用口座の残高が1万円以上である場合。
2.同一支店で、他にお預かり金融資産(定期預金、積立定期預金、財形預金、投資信託(ファンドラップ含む)、外貨預金、国債、生命保険等)が1円以上ある場合。
3.お借入れがある場合。
4.りそなクラブの代表口座でステータスが「パール」以上である場合。
※盗難、紛失などによりご利用が停止されている口座も未利用口座管理手数料の対象となりますのでご注意ください。

<口座の自動解約について>

お客さまの口座残高が未利用口座管理手数料未満の場合はお客さまの口座残高を以て、未利用口座管理手数料の一部としていただき、同口座を解約させていただきます。
なお、一部ご負担いただいた未利用口座管理手数料のご返却、およびご解約させていただいた口座の再利用には応じ致しかねますので予めご了承ください。
※お客さまの口座以上のご負担はございません。
※口座を自動解約させていただいた後の、お客さまのお手続きは一切ございません。

長々と引用しましたが、まとめますと……

A.2年以上利用していない普通預金口座で1万円以下の残高しかない口座が対象

B.他にりそな銀行と何も取引がない。

AとBを充たすと、お知らせを送るけど、連絡をしないと年間1,320円取るよ。

しかも、解約時に残っていた残高はもらった上で自動的に解約するよ。

……ということになるかと思います。

ということは、残高を0にさえしておけば、勝手に解約してくれるので、何もしなくてよさそうです。

JRAのHPを確認しました

一応、JRAのHPを確認してみました。

A-PAT会員

A-PATの解約につきましては、ご加入時にお送りした「JRA A-PAT(電話投票)利用ガイド」に添付されている『解約届』もしくは便箋等に下記の必要事項をお書きの上、PATサービスセンターまでご郵送ください。

解約届が届いてから解約手続き終了まで約2週間を要しますので、あらかじめご承知おきください。

  • 注記:ご本人さま確認書類等は不要です。不要な書類が同封されていた場合、JRAにて破棄いたしますので、予めご承知おきください。
  • 注記:JRA電話投票会員解約終了後は、お持ちの口座は普通口座としてご利用いただけます。

ちなみに解約届というものはJRAのHPからダウンロードできます。

注目していただきたいのは最後の一文です。

「JRA電話投票会員解約終了後は、お持ちの口座は普通口座としてご利用いただけます」

こう書いてありますね。

もう少し調べてみたところ、A-PATなりI-PATなりで利用している口座は「専用口座」と呼ばれるものらしく、「普通口座」扱いではないようです。

利用されている方はご存知でしょうが、日曜に馬券を当てて儲けたので、月曜の朝に下ろしに行ったら「口座がロックされています」と下ろせなかった経験があるはず。

つまり、特殊な口座なんですね。 

試しに、りそなのネットバンキングシステムに登録しようとしたら、「この口座は対象外です」とはじかれました。

まとめ

報道を見て慌てましたが、現時点では何もしなくても良さそうです。

解約したいなら、まずA-PATを解約、それから普通口座化した口座を解約という手順になりますかね。

ただ、今後りそな銀行に限らず、他の銀行でも口座維持手数料を取っていくようになったら、どういう動きがあるかわかりません。

注視しておく方がいいことは間違いないでしょう。

それにしても、この低金利の時代に口座維持手数料を取るなんて、どうなんだろうと思います。

今は休眠口座だけが対象ですが、普通に利用している口座も対象にならないと限りません。

となると、預けている利息より、口座維持手数料の方が高くなるときが来るのでは……?

貸し渋りやらなんやらで企業を苦しめていた銀行が、今更こういう制度を導入するって、利用者の理解を得られるのでしょうか?

個人的にはバブル崩壊の一因として、銀行が怪しいところにたくさん金を貸して焦げ付かせたこともあると思うので、なんとなく納得できない気持ちもあります。

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